八人の王子様 ~prince of 桑都~
自分の好きなアイドルや俳優、キャラクターなどを熱狂的に応援する「推し活」がブームとなっています。こうした活動をする人たちは非常に行動力が高く、株式会社エアトリが行なったアンケート調査では、男女ともに過半数が「好きなもののために旅行をした経験がある」と回答しています。また、こうした人たちはキャラクターに関連する設定やそのモチーフの元ネタにも興味を持つ傾向があり、キャラクターを入り口として歴史や文化そのものに興味を持ってもらえると考えています。
解決すべき点
八王子市の問題点を探るにあたり、若者を中心としたアンケートを行いました。その結果、八王子市の日本遺産の認知度はわずか29%であることが分かりました。八王子市は歴史や文化を学べる「はちはく」の開館や、多摩織を広めるための商品「多摩織P-tie」など、様々な取り組みを行っています。しかし、これらに興味を持つ人の多くは、日本遺産を知る人や、八王子市の歴史に興味を持つ人です。日本遺産を活用して更なる日本遺産の活性化を狙うためには、歴史や文化を身近に感じていない若者を取り込むことが効果的だと考えました。
企画内容
キャラクター活用
「八人の王子様 ~Prince of 桑都~」は、八王子の日本遺産をモチーフとしたキャラクターを作り、そのキャラクターを通して八王子市の歴史や文化、街の魅力を知ってもらうことで、八王子市自体への関心を高めるための企画です。「八王子」という地名にちなんで、八体のイケメンキャラクター を設定し、キャラクターコンテンツを好む若い世代をターゲットにしました。
歴史上の人物である牛頭天王より八王子活性化の使命を受けた八人の王子が、現代の若者に姿を変え、八王子の魅力を発信していくという設定です。
SNSの活用
まず始めに人々に存在を知ってもらうためにSNSを活用しキャラクターの知名度をあげます。
Twitter ではキャラクターの自己紹介、八王子の見所紹介を行います。また若者の需要が高いInstagram・YouTubeも活用します。キャラクターと八王子の日本遺産の合成写真など、八王子の見所をキャラクターと写真を使って紹介します。SNSでキャラクターの性格や好きなものなどの細かい設定を記載し、キャラクターについてより知ってもらいます。
具体的なイメージ画像
グッズの活用
八王子の日本遺産に対応するキャラの等身大パネルを設置します。期間限定グッズなどを販売し、ファンの方達に現地にきてもらうきっかけを作ります。等身大パネルなどは季節ごとに変化させ、現地を一年を通して足を運んでくれる観光地にします。パーカーや缶バッチ、様々なグッズにはキャラクターのデザインを入れます。キャラクターを用いる事で日本遺産の認知度を上げ、キャラクターコンテンツを好む人々をターゲットの中心として八王子市の収益向上を狙います。