大学横断で取り組む地域活性化プロジェクト「ハチガク」
「ハチガク」とは、大学横断で編成されたチームが地元企業の課題解決を行い、地域活性化を図るプロジェクトです。この活動を通じて学生の地元企業に対する興味を喚起し、八王子企業への就職者数を増やす狙いがあります。
解決すべき点
学園都市センターの学生利用率が低い要因として、来館する必然性が無いということが挙げられます。学園都市センターと同様の施設が学校にあるため学生が利用しようとは思えません。また、学園都市センターは八王子市内の学生に向けた広報が少ないため、学生に認知されていません。そこで私たちは利用率向上にはきっかけが必要だと考え、認知度の向上と来館する必然性を、イベントを通じて実現する企画を考案しました。
企画内容
ハチガクとは
ハチガクは、参加企業が提示した課題の解決に向け、大学を横断して編成した学生チームがプロジェクト活動を行います。リアルな企業の問題に触れる中で学生が仕事や働くイメージを獲得する機会へとしていきます。プロジェクト活動の中で、参加企業のビジネスに関するレクチャーや生き生きと働く先輩社会人と交流する場を設けることで、当該企業に対する学生の興味関心を醸成し、地元就職という選択肢を学生が持つ仕掛けを盛り込み、八王子が抱える問題の解決につなげていきます。
プロジェクトの構成
当企画の開催期間は約5ヶ月。活動場所は学園都市センターのセミナー室。募集対象は八王子市内大学に通う学生25人で、企業の担当者1名と5名の学生で編成されたチームが、企業の抱える課題を解決するために行動します。このチームは、複数大学の異なる学部学科から参加する学生で編成されており、ハチガクではこの「大学横断」という要素を重要視しています。大学横断により学生は新しい出会いや新しい価値観に触れ見識を広げることできるのです。
プロジェクトの流れ
企業からのテーマ発表を受け、⼤学横断のチームを編成し、チーム名称とリーダーを決めます。このチームでニーズ調査やヒアリングなど問題点を洗い出すためにフィールドリサーチを行います。その後、洗い出した問題点について整理し、企業や他のグループへ発表します。続いてカスタマージャーニー・ラフスケッチを活⽤し、企業関係者を招いた進捗報告会、アイデアリサーチを実施します。そして今までの⼯程を踏まえ、企業関係者の前で可視化された問題の解決案の企画提案プレゼンテーションを⾏います。この、テーマの発表から企画提案プレゼンテーションまでが、ハチガクの⼀連の流れとなっています。