わかはちスペース
わかはちスペースとは、従来の遊びに特化した児童館にプラスして、勉強のできる場です。
わかはちの「わか」には、若葉や若者という意味があり、「はち」には、八王子市のはちとみつばちのはちがかかっています。八王子市の若者が集まるスペースにしたいという思いから、わかはちスペースと名付けました。ロゴマークは、親しみやすさ、キャッチーなデザイン、キャラクター性の三つに焦点をおき、みつばちをモチーフにデザインしました。
解決すべき点
八王子市の児童館は、子どもにとっては居心地の良いスペースです。しかし、遊戯室や乳幼児室などがメインの設備のままでは、さまざまな過ごし方をする若者にとっては、居心地が良い場所になるとは言えません。そこで、今ある遊戯室を遊戯室・兼・映画鑑賞スペースに、また、集会室と乳幼児室を合わせ勉強スペースにするなど、若者も違和感なく利用でき、落ち着いて勉強や仕事にも集中することができる建物にリフォームします。建物は白と木材を基調とし、ロゴマークをデザインした門で落ちついた温かみのあるイメージにします。
企画内容
勉強スペース
勉強スペースは、学習環境としての設備を充実させます。机は隣同士が気にならない個別の勉強空間を確保できるものを設置します。またこの勉強スペースでは、パソコンを使用する人が利用することを想定し、Wi-Fiを設置します。Wi-Fiの設置により、勉強のみならず、仕事をする若者もターゲットとなり、家から近い「わかはちスペース」で落ち着いて勉強や仕事に集中することができます。
遊戯室・映画鑑賞スペース
平日は通常のユースセンターとして、週末や夏休みなどの人の集まるタイミングで、映画鑑賞スペースに切り替えます。映画は幅広い世代の娯楽として、子どもと若者のどちらも楽しむことができます。上映する映画は、パブリックドメイン映画と、自主制作映画です。
私たちは、八王子ショートフィルム映画祭と連携し、ノミネートされた作品の発表の場にしたいと考えています。
気軽に立ち寄れて、映画を観ながらコミュニケーションが生まれる、楽しむための空間を提供します。
飲食販売スペース
映画鑑賞をよりたのしくするために、拡張した調理場を利用し、ドリンクとポップコーンの販売を行います。ドリンクは、ロゴマークからイメージしたはちみつレモネード、ポップコーンは若者に人気のある4種類の味を用意します。容器は、小さな子どもが飲み物をこぼさないように蓋付きにします。
ユースセンター「わかはちスペース」は、様々な世代間でコミュニケーションの生まれる、八王子らしい素晴らしい施設になるに違いありません。