桑都レストラン
桑都レストランは「桑都物語を楽しく、美味しく知ってもらう」をコンセプトにしている。ターゲットは八王子氏に住む子供とその家族。ロゴマークは桑畑の地図記号を元に作成した。「食べる・解く・見る」の3つのポイントで学んでもらう。それぞれ「メニュー・ランチョンマット・内装」を工夫した。
八王子市内の人が桑都物語を学ぶ機会がない
桑都物語の構成文化財は29個あるが、すべて知っている人はどれだけいるのだろうか。八王子市の至るところに、日本遺産の幕が設置されている。しかし、桑都物語に触れる機会はそれだけで、詳しく学ぶ機会はない。構成文化財を知る場所を作ることで、八王子市の誇るべき桑都物語を学んでもらいたい。
企画内容
メニューの工夫
メニューは桑都物語の構成文化財をモチーフとして見た目にこだわった。ムササビパンケーキはムササビをモチーフとしている。パンケーキとムササビの描き方カード、桑の実ジャムペンがセットになっている。パンケーキにジャムペンでムササビを描いてもらいたい。火渡りハンバーグは火渡り祭りをモチーフとしている。ハンバーグを温めるペレットを細長くすることで、火渡り祭りの橋を連想させる。
ランチョンマットの工夫
ランチョンマットは文化財のイラストを使用した間違い探しが書かれている。間違い探しを通して、桑都物語の構成文化財を知り、身近なものに感じてもらうことが狙いだ。解く難易度は難しいものから簡単なものまで3段階。間違い探しという子供用コンテンツではあるものの、大人にも楽しんでもらえるよう考慮した。
内装の工夫
内装は桑都物語の構成文化財である八王子八景にちなんで、8つの個室を作成予定。八王子八景のイメージ色を考え、それぞれの個室に割り当てた。暖簾や座布団が対応した色になっている。個室間の差を作ることで、次回来店時にも楽しんでもらえる工夫とした。個室だけなのは、子供とその家族をターゲットにしていて、家族連れに人気があるからだ。