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景観×サウナ
景観に興味のない人が屋上でくつろぎながら上からの景色を見ることで、立川の景色に興味を持ってもらえる場所を提供したい。サウナ後の外気浴を楽しんでもらう際に、疲れた体は⼼理的に外を⾒るようになり、⽴川の景観に自然と触れてもらえます。さらに、サウナ後の休憩する椅子は屋上の側面に沿うように置き、目の前は立川の景色が広がるようにします。そうすることで、そこから見える立川の景色に愛着を持たせ、景観意識の向上につな気られるのではないかと考えました。
計画の経緯
今回企画を進めていくにあたり、立川に住んでいる、もしくは何かの目的で訪れた方々100人に立川市の景観に関するアンケートを実施しました。その中で、好きな景観はどこかという質問に対して、立川に住んでいる人の多くがそもそも立川の景観に興味がないと回答していました。
そこで私たちは景色を見ると考えた時、いつもと同じ目線から景色を眺めるだけでは印象に残らないのではないかという結論に至りました。そこで、立川を上から見下ろして、いつもと違う目線で立川の景色を眺めれば少しでも景観に興味を持ってもらえる、もしくは意識してもらえるのではないかと考えました。
建設場所 グランデュオ屋上
私たちは実際に立川市にある高さのある建物の屋上(高島屋・ルミネ・たちかわ創造者・グランデュオ)へ行き、調査した結果、
高島屋・・・2023年1月に閉館するため短期的な企画になってしまう
ルミネ・・・すでにサッカーコートやBBQ場があり、利用している
たちかわ創造者(廃校)・・・アクセスが悪い
グランデュオ・・・立川駅直通なので誰でも立ち寄りやすい、屋上も広々 とした場所で立川市の街を一望できる
これらのことから企画をする上で景観を意識させるのにはグランデュオの屋上が一番最適な場所となりました。
3つのテントと景観ポイント
1つのテントに最大5人入れるサウナを4つ設置し、各々自由にサウナを堪能することができます。テントサウナの温度は約50〜100℃で、サウナストーンに自分たちで水をかけて調整をしていただけます。
着替えはテント更衣室で行っていただきます。また、着替え終えた洋服などはすぐ隣に設置してある、貴重品ロッカーに収納することができます。
サウナに入る前とサウナを終えた際にテントシャワー利用していただきます。このテントシャワーは男女分けて設置しています。
サウナを終えたら、屋上の側面に設置している寝椅子で外気浴をしていただきます。その際に立川市の景色がより見やすくなるように床を1段高く設計しました。そして、外気浴している方の目に着くところ(フェンス)に立川の名所や見所の場所など月毎に内容を変えてパネルを設置し、立川の景観を堪能することができます。
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