眺めながらも、乗れーる。
「眺めながらも、乗れーる。」は、モノレールを使って誰でも楽しく景観に触れていただける企画です。モノレールの窓に「フィルム」「スマホ」「額縁」「テレビ」など、人が見るために生み出した物に見立てた装飾を施し、窓の外に目を向けてもらう事で景観への興味・関心を高めます。
解決すべき点
私たちが扱うべきだと感じた問題点は、立川市の景観に興味を持っている人が少ないという点です。アンケートや聞き込み、観察といった調査を行った結果、理由として、
1. 立川の景観の魅力についての情報発信が少ない
2. 治安の面で良くないイメージが定着してしまっている
3. 立川ならではの象徴的な物がない
などが挙げられました。その一方で、景観には詳しくないものの自然や今の景観が好きだという声も多く上がっています。そこで、まずは景観に興味を持つ後押しとなる企画が必要だと考えました。
眺めながらも、乗れーる。
「眺めながらも、乗れーる。」は、モノレールを使って誰でも楽しく景観に触れていただける企画です。モノレールの窓に「フィルム」「スマホ」「額縁」「テレビ」など、人が見るために生み出した物に見立てた装飾を施すことで、窓の外の景観に視線を促す仕掛けとなっています。
装飾に用いる素材は、窓広告や車の装飾などに使用されているマーキングフィルムです。貼って剥がせるという利便性の高さに加え、コストを抑えることもできるため、この企画に適した素材だと言えます。
モノレールを使う理由
コンセプトは「モノレールの外の景色に、もっと目を向けてほしい」というものです。モノレールを活用する理由は、立川の景色を一望するのに最適な場所だと考えたからです。立川は景観計画の一環である色彩ガイドラインに沿って景観を意識した建物が多かったり、自然が多かったりと、景観自体は素晴らしい物を持っています。しかしそれを眺める場所が少なく、知らないという人が多いことが現状です。その点、モノレールは景観に興味のない人でも乗車する上、「高い位置」で「動く」ため、街全体の景色を見ることができます。街の様子を高い場所から何気なく眺めることで景観について興味を持ったり、考えさせたりすることが出来るという点において適していると考えました。
眺めながらも見つけーる。
「眺めながらも、見つけーる。」は、立川市内の8つの駅(柴崎体育館・立川南・立川北・高松・立飛・泉体育館・砂川七番・玉川上水)の区間で立川の象徴的な建物を探してもらう企画です。お題は、額縁やテレビなどの装飾よりも上の窓に貼り付けます。ヒントとして建物が見られる区間も記載してあるため、誰でも気軽に参加できる難易度です。答え合わせは、QR コードからアクセスできる特設サイトで行います。立川ならではの建物を知ることで、立川の景観に興味を持ってもらうのが狙いです。