研究室の取り組み

多くの人や荷物を運んでいる鉄道車両の安全な走行を支える技術について研究しています。車輪はレール上を僅かにすべりながら転がり、車輪とレールの間に作用する力、摩擦、粘着は車両の運動、軌道の状況、周辺環境により変化します。これらを踏まえて、車輪がレール上を転がるメカニズムの研究、脱線現象の研究、車両の新たな構造の研究など、主に機械力学分野における実験・解析による研究開発に取り組んでいます。

車輪とレールのすべりに関する研究

小型車輪の転がり走行試験装置

車輪作用力測定方法の研究

実験用模型車両の駆動台車

研究対象

鉄道車両の運動、安全性向上、脱線現象、車輪・レール間相互作用力、サスペンション構造

研究テーマ例

「車輪・レール間の摩擦状態変化の計測評価法の研究」

「輪重アンバランスが車輪・レール間のすべりに及ぼす影響の研究」

「脱線に対する安全性向上のための台車構造の研究」