シェーカーチェアと、二人の巨匠の椅子

「シェーカーチェア」は、18世紀後半にアメリカのキリスト教徒「シェーカー教徒」による「美は有用性に宿る」の考えで簡素な生活のために無駄な装飾を排除して作られた。

Shaker high back chair 1850頃

後にデンマークを代表する巨匠がシェーカーチェアに触発され、新たなデザインを発表する。

左:Borge Mogensen 1914-1972  右:Hans Wegner 1914-2007

モーエンセンの「J39シェーカーチェア」1947と、ウェグナーの「CH36 CHAIR 」1962である。

左:J39 Shaker Chair 1947 右:CH36 CHAIR 1962

二人は同い年の親友で良きライバルでもあった。古き良き仕事に触発され、新たなデザインが生まれた秘話である。