1952年、アルネ・ヤコブセンは、3本脚の「アントチェア」の開発に成功。しかし依頼された仕事でないので、売り先がない。
そこで、自分が手掛けた薬品メーカーの建築の食堂用として売り込みし成約する。食堂用として300脚が限定生産される。
しかし、あまりに斬新なデザインのため、製造会社は量産のための継続的な生産を承諾しない。ヤコブセンは、売れ残ったら全て買い取ることを条件に、量産のための設備投資をさせ継続させる。その後アントチェアは、世界的なベストセラーとしてその後デザインされたセブンチェアと合わせて数百万個売られデンマークを代表する不動の名作椅子となる。