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電気学会電力技術委員会奨励賞を受賞しました
 本学の修士課程修了生 原口嵩康 さんが平成29年度電気学会 電力技術委員会 奨励賞を受賞しました。本賞は2018年9月に北見工業大学で行われた電力技術・電力系統技術合同研究会における優秀な発表が認められたもので、年間6,7名にしか授与されない名誉ある賞です。

H29年度電気学会電力技術委員会奨励賞
H29年度電気学会 電力技術委員会 奨励賞を受賞した 原口嵩康さん


受賞論文タイトル
「太陽光発電と蓄電池の組み合わせによる非常用電源の多目的利用」

奨励賞を受賞した原口嵩康さんの話
 この度、奨励賞という大きな賞をいただけたことに驚いています。  私は大学に設置された蓄電池の運用コスト削減について研究し、その成果を発表しました。1つの目的に対して1つの蓄電池を使うことが一般的ですが、私は1つの蓄電池を複数の目的に使用することを検討しました。  電力需要は時間帯によって格差があるため、一日の昼夜間の差をなくそうとする取り組み(負荷平準化)と太陽光の出力変動抑制の2つの目的に用いることで、1つの蓄電池を多目的に使用しても問題ないことが判明しました。  また、この多目的利用を行いながら、災害時などの非常時に被災者を受け入れた際の利用について、明星大学にあった蓄電池と太陽光発電設備のデータを基に検証しました。その結果、被災者の電力需要を完全に守ることはできないが、非常用の容量を確保できれば非常時の電力需要を維持できることがわかりました。


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