近年、豪雨災害が頻発し、水防災の重要性が高まっています。一方で、我々が暮らす地域の水辺環境を豊かにすることも大切です。安全で快適な地域創出のため、水文学をベースにして水防災、水環境について研究しています。多摩ニュータウンの大栗川流域や石神井公園三宝寺池などの地域を対象として、データベース利用や現地観測により、降水と流出の関係を解析しています。そして、地域整備の実務や将来計画に反映させることを目指しています。
津波防災に関する研究も行っています。汎用のソフトウェアを用いて、より正確な津波シミュレーションを行い、津波被害の軽減に向けた数値実験を行っています。